【どもる原因】吃音は正しい知識によって克服できる

 

 

朝礼、スピーチ、会議での発表、プレゼン、自己紹介...

 

 

考えただけでも憂鬱になりますね。

 

 

会社に勤めていると、年齢を重ねる度に人前で話す機会が増えていきます。

 

 

その度にどもり、自分が嫌になり、自分を責めて、自分が情けなくなり、絶望感がこみあげてきてどこかへ消えてしまいたい。

 

 

なんで周りは簡単にできて、おれだけこんなこともできないんだ...

 

 

そして誰もいないところで一人、同じフレーズを試してみるとどもらない。

 

 

なんで一人の時はできるのに、周りに人がいるだけでできないんだ。

 

 

もう何がどうなっているのか、どうすれば克服できるのか訳がわかりません。

 

 

僕もその気持ちは痛いほどよくわかります。何度も絶望を感じ、何度もう消えてしまいたいと思ったことか。

 

 

しかし、必死に克服する努力をし、今ではどもりを気にすることはほぼなくなりました。

 

 

ここでは僕が学んだ、克服するために必要な正しい知識についてお話していきたいと思います。

 

 

 

 

吃音(どもり)とは何か

 

 

もう聞き飽きたかもしれませんが今一度、吃音とは何かを話しておきます。

 

 

吃音(どもり)の定義

 

 

吃音は、誰かの前で一人で発声する時に『特定の言葉』が『特定の場面』で声を出すことができない現象のことをいいます。

 

 

『特定の言葉』や『特定の場面』の場面というのは人それぞれ違います。

 

 

例えば、『ありがとう』が苦手な人もいれば『自分の名前』が苦手な人もいます。

 

 

他にも、いろんな言葉が苦手な人がいると思いますが、その言葉を言わないといけない時に、声がでるかなという不安な感情が湧き出し、結果声が出せないということです。

 

 

場面でいうと、一対一の会話なら問題ないのに、シーンとした会場で大人数の前で発表するときにどもってしまうとか、苦手な人の前でどもってしまうなどがあると思います。

 

 

人によってはその日の体調や気分で調子がよくなったり悪くなったりすることもあり、症状は人それぞれであることが特徴です。

 

 

吃音者の割合

 

 

これも耳にしたことがあるかと思いますが、吃音者は全人口の約1%といわれています。

 

 

つまり100人に一人が、吃音で苦しんでいることになります。

 

 

日本でいうと約100万人以上は症状に悩んでいるということになります。

 

 

吃音(どもり)の種類

 

 

吃音には3つの種類があるといわれています。

 

 

一つ目は連発と呼ばれていますが、語句の一部を繰り返すタイプです。

 

 

例えば、『ありがとう』と言うときに『あ、あ、あありがとう』と一部を繰り返してしまう現象です。

 

 

二つ目は伸発と呼ばれていますが、語句を伸ばすタイプです。

 

 

例えば、『ありがとう』と言うときに『あーーりがとう』と一部を繰り返してしまう現象です。

 

 

三つ目は難発と呼ばれていますが、最初の第一声を出すことができないタイプです。

 

 

例えば、『ありがとう』と言うときに『・・・・あ、あ』というように第一声が出せない現象です。

 

 

ここで重要なのは一般的には、どもりというと連発のことをイメージされることが多いと思いますが、吃音の本当の苦しみは難発にあります。

 

 

難発=吃音なのです。

 

 

吃音が発症する時期はほとんどの場合が幼少期でそのほとんどは小学校に上がるくらいまでに自然に改善されます。

 

 

そこで自然に改善されなかった場合に、吃音を背負ってその後の人生を歩んでいくことになる可能性が高いということです。

 

 

大抵の場合、最初は連発や伸発が症状として現れます。

 

 

その時点ではまだ自分の話し方が不自然だという認識はありません。

 

 

しかし、何らかのきっかけで自分の話し方や声が出にくいということに気が付き、それを強く認識し始めます。

 

 

そして、連発や伸発を気にし始めると、吃音の根源である難発の症状が現れ始めるのです。

 

 

連発や伸発が出ていた時期はまだ難発を認識できていない状態なので、難発の状態になっていることに気付かずに無理やり発声することによって連発や伸発という症状が出ていただけなのです。

 

 

このことからも難発=吃音であるということがお分かりいただけると思います。

 

 

吃音者になった原因

 

 

次に吃音者になった原因についてお話ししていきます。

 

 

原因を正しく知ることにより吃音に対する意識も変わってくると思いますので、ここは重要かと思います。

 

 

  • 生まれ持った資質
  • 生まれ持った性格
  • きっかけとなるストレス

 

 

生まれ持った資質

 

 

あなたは何か身体的な持病や悩みは持っていますか?

 

 

よくある悩みでいうと、頭痛、肩こり、腰痛、便秘、赤面症、多汗症、体臭、薄毛などがあると思います。

 

 

しかし、それらの症状は全員が持っていますか?違いますよね。

 

 

なぜ、人によって現れる症状が違うのかというと、それが生まれ持った資質ということです。

 

 

例えば、強い光を見ると頭痛が現れる人、食べ過ぎると胃がむかむかする人、お酒が一滴も飲めない人、いろんな人がいると思いますが、それが生まれ持った資質になります。

 

 

吃音もこれと同じことがいえます。

 

 

吃音は前述した3つの原因により発症しますが、生まれ持った性格もきっかけとなるストレスも、吃音者以外でもその性格を持った人やそれ以上のストレスを経験した人は大勢います。

 

 

ということは、吃音者になったのは、吃音になりやすい生まれもった資質があったからということがいえます。

 

 

生まれ持った性格

 

 

結論からいうと吃音になりやすい性格というのは、感受性が強いということです。

 

 

感受性というのは、『あらゆる物事や感覚を深く感じ取ることができる性質』と説明できるでしょうか。

 

 

具体的にいうと、

 

 

  • 感動しやすい人
  • 人の気持ちがわかりすぎる人
  • 優しすぎる人
  • 感情移入しすぎる人
  • 物事を深く考えすぎる人

 

 

幼少期に自分の話し方を、他人より深く意識することによってそれが定着したということです。

 

 

周りに、連発しまくっているのに全く気にしていない人っていませんか?

 

 

その人達は自分が連発しようが深く考えておらず、気にしていないのです。

 

 

このことから、

 

 

吃音の症状に負の感情を持ち、意識している人=吃音者

 

 

吃音の症状に何の感情もなく、意識していない人=非吃音者

 

 

ということができます。

 

 

別にどもっても気にならず悩んでいない人は吃音者とはいわないのです。

 

 

吃音は、どもるということに対しての自分の認識であるということもいえます。

 

 

この感受性が強いという資質は、吃音になった原因の一つではありますが、普通の人が持っていない武器になるスキルともいえます。

 

 

吃音者の中には政治家や芸能人や俳優や女優、アスリート、歌手など普通の人ができない仕事をしている人がごろごろいます。

 

 

こういう仕事をしている人達は普通より優れているということがいえますよね。

 

 

そのレベルに到達するには、物事を深く感じ取ることができる『感受性』という資質が必要になります。

 

 

この感受性の強い人こそが成功する資質を持っているということがいえるのではないでしょうか。

 

 

きっかけとなるストレス

 

 

最後にきっかけとなるストレスですが、これに限っては吃音でない人でも普通に経験していることです。

 

 

例えば、親のしつけによるストレス、家庭環境のストレス、幼少期のいじめなどがあると思いますが、これはみんな普通に経験していることですよね。

 

 

そのストレスが頭痛などの他の症状となって現れる人もいると思います。

 

 

吃音者は持って生まれた資質によって、そのストレスに対する影響が、人前で話す時に声がでなくなるという症状として現れたということなのです。

 

 

吃音の正体とは

 

 

ここまでで吃音のついての定義と原因をお伝えしてきました。

 

 

ここからは吃音の正体についてお話したいと思います。

 

 

特に重要な部分なので、しっかり理解していただけたらと思います。

 

 

吃音とは、人前で一人で話す時に、『特定の言葉』や『特定の場面』で声が出なくなる現象ということでしたね。

 

 

吃音者はどもることに対して、負の感情をもっているということもお伝えしました。

 

 

症状が起きるには必ず、他者の存在があるわけです。

 

 

吃音者は感受性が強いということもお伝えしました。

 

 

ここで考えてみてください。

 

 

あなたは一人でいる時と、他者がいる時とでは、明らかに感覚が違うのがおわかりでしょうか。

 

 

言葉で説明するのは非常に難しいですが、他者がいる時は、目に見えない圧力というか緊張感というか、そういう感覚があると思います。

 

 

人が多ければその感覚はより強まると思います。

 

 

その感覚とは、『相手の存在を受け止めたい』とか『相手の感情を感じ取りたい』といった人が持つ愛情のある感覚です。

 

 

その感覚はそれぞれが持っているものだと思いますが、吃音者は強い感受性を持っているということでした。

 

 

ということは、他者がいるときに感じる感覚を他の人より、強く感じることになります。

 

 

吃音に対して負の感情を持った状態で、他者の存在を強く受け止めようとするとどうなりますか。

 

 

どもることに対して、強烈な恐怖の感情が沸いてきて結果どもってしまいますよね。

 

 

相手の存在を強く受け止めることは問題ではありません。むしろ優秀な人がもつ稀な感覚です。

 

 

悪いのは、どもってはいけない、どもったら恥ずかしいなどの吃音に対する負の認識が問題なのです。

 

 

これが吃音の真の正体です。

 

 

ここで今までのことをまとめておきます。

 

 

  • 吃音=難発である。
  • 吃音になった原因はたまたまその資質を持っていたから。
  • 原因の一つである強い感受性は成功者が持つ武器である。
  • 吃音者とはどもることに対して負の認識を持っていることである。
  • 問題なのは吃音に対する負の認識である。

 

 

吃音を克服するための考え方

 

 

吃音を克服するためには正しい知識がないことには不可能だと思います。

 

 

僕も克服したいがためにいろんな教材に手を出し、蓋を開けば本質をついていない、全く意味のないものがほとんどでした。

 

 

音読の練習、腹式呼吸、食生活に気を付ける、規則正しい生活、十分な睡眠。

 

 

こんなものは全くの嘘です。

 

 

こんな本質をすっぽかした、クソみたいな情報が売られていることにも憤りを感じますが、情報の質は自分の感覚で見極めなければならないということです。

 

 

吃音の症状自体を治すことを意識して克服しようとすることは、かえって意識を強めることになり、余計に悪化していきます。

 

 

あなたも、吃音を忘れるほど好きなことを熱く語っているときは、意識せずに話せているのではないでしょうか。

 

 

意識しない状態、気にならない状態、そこに克服のヒントがあるのです。

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